南国の植物


南国の島々の植物

年平均気温が20℃以上の低緯度地帯に生育する植物の多くは常緑高木で、無毛光沢のある葉をつける。南国サイパンやパラオ、タヒチなどに自生する代表的な植物を紹介。


南国を代表する植物
ココヤシ (ヤシの木)

 樹高は大きいもので約30メートルにまで成長するが、幹はまっすぐでなくやや斜めに伸び、途中がよく屈曲する。果実は大きい物で30センチメートル程にもなり、やや先がとがった楕円形で、緑色。

その皮の内側は丈夫な繊維を含む厚い層からなり、その内側に非常に固い殻に包まれた種子がある。果実はその構造から海水によく浮かび、遠距離へ種子が流れ着いてゆく。




ポリネシアから熱帯アジアが原産とされるが、現在では世界中の熱帯地方で栽培されており、サイパンでは野生の椰子の木があちこで自生している。

果実はココナッツと言われ、主として食用になる。固い殻の内部の周縁部には固形胚乳の層があり、中心近くには液状胚乳が入っている。液状胚乳はそのまま飲用される。これは、熱帯では多くの場合に野外の生水は衛生的に危険なことから、非常に重宝される。

1個の果実には約1リットルの液状胚乳が入っている。




サイパンやサイパン周辺の島々では、ヤシの木は富の象徴とされる。
良い椰子の木が家の近くに手つかずであることは、富が豊かであるとされる。だから、ココヤシの木を植える事は単に木を植えるのではなく、衣食住、そして子孫への贈り物を植えるのだと言う。